志半ばの英雄たち:『三国志』の〝志〟
10月18日
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劉備を補佐する天才軍師の諸葛孔明に、ライバルの曹操や孫権など、日本人にもお馴染みのキャラクターが活躍する「三国」の時代。
この時代を代表する歴史書が『三国志』になります。

作者の陳寿は、三国の鼎立が終わり、西晋王朝が天下を統一する3世紀を生きた人物です。
それまで魏、呉、蜀の三国に分裂していた時代の、各国の資料を三国ごとに記載するスタイルを取りました。
〝三国史〟ではなく『三国志』です。
では、この〝志〟とはなんでしょうか。
〝志〟はココロザシではなく、記録する〝記〟の意味になります。
後の王朝では、国家事業として前王朝の歴史を網羅的に記載した『元史』『明史』などがあります。
しかし、『三国志』は陳寿が個人的に当時の三国の資料を集めて、まとめた著作です。
当時の第一級の史料として、現在でも重宝されています。
ちなみに、劉備や諸葛孔明をメインキャラクターにした、日本人がイメージするストーリーは、15世紀にできたフィクション小説の『三国演義』になります。
オリジナルの『三国志』の人物を大幅にデフォルメした、フィクションストーリーです。

