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鵜飼漁:岐阜県犬山市

  • 執筆者の写真: 弓長金参
    弓長金参
  • 4月10日
  • 読了時間: 2分

 岐阜県は鵜飼漁が盛んな地域です。

 鵜飼である鵜匠(うしょう)が同時に10羽ほどの鵜を操り、魚を捕ります。

木曽川の昼鵜飼漁
木曽川の昼鵜飼漁

 毎年5月ごろから10月ごろまでが漁のシーズンで、通常の鵜飼漁は夜にかがり火を焚き、その明かりにおどろいて動いた魚を鵜が捕らえるのです。


 この鵜飼漁は1300年以上の歴史があります。

 正倉院にある702(大宝2)年の戸籍書にも、美濃国に鵜匠と思われる人物も記載されています。

 木曽川では唯一昼に鵜飼をする「昼鵜飼漁」があり、国宝犬山城の眼下に流れる木曽川で水面間際まで浸水をした屋形船に乗り、間近で鵜匠の技の見学ができて迫力満点です。


 ところで、この独特な鵜飼漁の起源はどこでしょうか。

 古代日本に中国から伝播したという説と、日本で独自に発達をしたという説があります。

 山東省や浙江省などの大陸東部を中心に、千年以上も前から日本と瓜二つの鵜飼漁があり、中国語で「鸕鶿捕魚」といいます。鸕鶿(ろじ)とは鵜のことです。

鵜飼用のウミウ
鵜飼用のウミウ

 日本の一般的な鵜飼漁は、鵜が逃げないように常に綱を持っているのに対し、中国の鵜飼漁は綱がない「放ち鵜飼」で、鵜が魚を捕ると鵜匠の乗る筏まで自分で戻ってきます。

 また、鵜飼漁のシーズンが日本と真逆で、冬をピークに晩秋から初春にかけて鵜飼漁が盛んです。

 本来、寒さで魚の動きが遅くなる冬がベストなのですが、日本では鮎漁の解禁シーズンに合わせているため、日中で漁のシーズンが逆転しています。


 この鵜飼漁は、日中両国以外の近隣諸国で根付かなかった特異な漁法なのです。

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